California Guitar Trio


一言で言うと,超絶スーパーテクニック,アコースティック,クラシカルロック アンド 変態ギター集団。数年前に友人に紹介してもらい,その際にAmazonだったかHMVだったか,早速注文をかけ,CD4枚を手に入れた。その後,YouTubeなどでも動画のコレクションしたのだが,ま〜ヘンな,でもすんげぇギターですよ。その曲目を書くと,知らない人には更に混乱が深まる気もするが,強烈に印象に残っている曲は,TOCCATA and FUGUE in D MINOR やWalk Don't Run やBohemian Rhapsody(これは絶賛!)や,Picturs at an Exhibitionなど,音楽を好き勝手に楽しみやがって!と,うらやましくなってくるものばかりなのです。聴いてるとα波とはちょっと違うかもしれないが,背筋に走るゾクゾク感がたまりませぬ。。

 

 

村治奏一

victor


ご存知,村治佳織の弟くんです。アルバムは,1stアルバムのシャコンヌ,2ndアルバムのフォーコと,今回購入した4thアルバムのアメリカを持っている。(3rdのニューヨークスケッチのみ未購入)。年に一枚のアルバムを出しながら,1stで驚き,2ndで唸り。3rd飛ばして,4thでかっこいいじゃんと,見事な脱皮を続けています。バーデンジャズ組曲は,飛ばしすぎ。しかし,他にもよくこんな指が回るわ・・・というテクニカルな面で驚き,もう「弟」という売りではなく,奏一という売りで十分通用する。

 

 

European Jazz Trio


BEST OF CLASSICSの2枚組みアルバムを購入した。クラシックの超名曲をジャズにアレンジして,しかもそれがかっこいい!ふつーのBGMのような陳腐なアレンジではなく,深い味わいを持たせた編曲は,原曲を超えるものを持っている。リズムを崩し,意外なアドリブへと流れ込んだりと変化自在のアレンジは,懐の深さを感じさせる。トルコ行進曲から始まり,主よ人の望みの喜びをまでが1枚目。花のワルツからミヨーのワルツまでが2枚目。そこには,誰しもが知っているクラシックの名曲がずらりと並んでいるが,決してオムニバスアルバムのような,ごちゃごちゃさは無く,美しくそしてα波を出す音楽が綴られている。1989年にデビューし,メンバーを若干変えながら現在まで10数枚のアルバムを発表している。2006年にはジャパンツアーが行われるそうだ。

 

 

押尾コータロー


デビューアルバム「STARTING POINT」を購入した。テレビでふと見かけ,流れる音楽をチェックすると,2002.7デビューの押尾であった。気付いてはいたものの未購入だったため,急いで手に入れた。もう少し早く買っとけば良かったなぁと思わせるアルバムであった。関西出身らしく,解説もユーモアあるもので,もちろんギターテクニックもスンバらしく,アルファ波を発生させるメカニカルながらもメロディアスな曲調は,心に残るものである。
戦場のメリークリスマスと第三の男からの曲以外は,オリジナルなものであり,雰囲気は山弦や,アンドリューヨーク,ピエール・ベンスーザンを思わせる。
「歌が聞こえる。歌の向こうに風景が見える。」と推薦文にあるように,イメージ湧く流れが確かにそこに存在する。これもアルファ波のでまくりCDである。お勧め。☆☆☆(2002-2-1)

 

今 剛(Tsuyoshi Kon)

 STUDIO CATというアルバムを購入した。いまさらながらの購入であるが,やっと見つけたという感じである。もう少し詳しく書くと,パラシュートのギタリストと言ったら分かっていただける方も多いかもしれない。ポニーキャニオンから発売のこのCDは,アガルタ・レーベルに残した唯一のソロアルバムである。1995年に発売されたものであるが,古さを感じさせない。パラシュートの曲を久しぶりに聞くことが出来た。手持ちのアナログ版からのダビングしたカセットテープだけを頼りの音源としていたが,やっとCDとして聴くことが出来る。ZIG-ZAGやAGATHAなど,PARACHUTEファンは,涙モノであろう。(実は私がそう)。

 どうやら最近は,宇多田ヒカルのバックメンバーとして活動をしているらしい。やはりあのギターテクニックは生きていた・・・・。

 アルバムのジャケットは黒い背景に,今剛が白衣を着て,手術台の上に乗っているギターにペンチをあてているという,どうにもこうにもグロ系の気配である。いかにもフュージョンの海の画像に椰子の木・・でないところに心意気を感じる。(つーか,こりゃジャケット買いはしねーよ。ってかんじ) 2002.5.25

 

 

EDUARDO FERNANDEZ

 福田進一とのDUOギターで広く知られたフェルナンデスです。快速で正確なテクニックと,叙情性で,福田進一の相棒としてぴったりですね。二人は,時の巨匠であるセゴビアが当時筆まめで,多くの作曲家に手紙を書きながらギター曲を委嘱していたのと同様に,インターネットでメールのやり取りをしながら新アルバムの企画を練ったようで,(今の時代らしいですが)意思の疎通は,時と空間を越えたアルバムに凝縮されたのでしょう。

 さて,今回ご紹介するのは,4枚のアルバムです。福田進一との第一弾コラボレーションアルバムである,「アトムハーツクラブデュオ」そして,その第二弾「タンゴミレニアム」,初期の「レニャーニ奇想曲集」そして,「バッハリュート組曲」。そのどれもにフェルナンデスの超越されたテクニックを聴き取ることができます。レニャーニ奇想曲集では若き日の光速を超えた正確無比なテクニックに潜む,血も涙もないマシンのような展開(ほめてるのか?)。しかし,最新のバッハでは,ジョン・ブリーム・バルエコといった巨匠の定番ともいえる曲集を,あらためて世に問う味のあるアルバムです。また,福田とのコラボレーションアルバムでは,現時点での世界最高のデュオを火花を散らす音とともに聞くことができる。ピンクフロイドの原子心母(アトムハーツ)という時代を超えた名盤が二人の音から蘇る。20世紀最後の名盤ですね。必聴アルバムです。

  

大萩康司

 

 

いよいよ3枚目のアルバムが発売された。その名も「Bleu」。おやっ?と思った方は鋭い。その理由は最後に書きましょう。フランス コンセルバトワール留学の成果を発揮した感があります。
今作品はサティ,ラヴェル,ディアンス,ドメニコーニ,モンポウといったフランス色を十分に出した,彼ならではの深味のある作品集に仕上がっています。パリでの6年間の集大成とも言えるでしょう。
私の一押しの特筆すべき作品は,「亡き王女のためのパヴァーヌ」です。ロマン溢れる曲で,ジュリアン,ジョンの二重奏でも印象に残っていますが,大萩のロマンチストたる一面を十二分に発揮しているため,深く残ります。女性ファンもいつもに増して感激でしょう。
ドメニコーニの「トッカータin Blue」から始まり,ディアンスの「Tango en skai」に終わる,情緒豊かな曲集です。青をテーマに色彩を感じる仕上がりといえるでしょう。BleuとBlueに気がつきました?フランス語でのタイトル表記なわけです。必聴アルバム。
追加情報:アメリカ ケネディセンターでのデビューの様子がインターネット上で観ることが出来ます。美味しい演奏でしょう。(2002-2-1)

 

 

クラシックギター界の期待の新人である。ちょっと先輩(デビューは)の,木村大と比較すると,もうちょっとメジャー度は低いかもしれないが,必ず今からスポットライトを浴びるギタリストに間違いなかろう。

1998年,ハバナ国際ギターコンクールにてレオ・ブローウェル作品,最優秀演奏賞を受賞した,宮崎県出身の20代の若者である。デビューアルバムの「11月のある日」を購入したが,タイトルはご存知,ブローウェルの同名の佳曲である。内容はブローウェル一色のアルバムである。

オビにも書いてあるが,”音の詩人”と形容されるように,ロマンチックで叙情的なその音色・構成は聴く者を引きつけて離さない。その上,ジャニーズと言っても誰も疑わないような甘いマスクに,女性ファンは一撃でやられちゃうだろう??

ブローウェル自体も,現代曲の鬼才と言われるところではあるが,こういった新しい若い世代がデビューアルバムにしたり,もちろん弾きこなしてしまうあたりを見ると,今の時代は,古典曲の範疇へ移行中なのだろうとも思える。ともあれ,新人離れした演奏は必聴アルバムである。

 

ワタシの鹿児島大学クラシックギタークラブの情報のページの中に,二度目の来鹿の模様のコンサートレポートを記載してあります。2002.5.25


  
  
山弦

山弦 One More Music Top 

 2ndオリジナルアルバム「High Life」を購入しました。またこれが気持ちいいですねぇ。。。どうやらジャケットは,以前からのシリーズを踏襲するようでアナログ的な,しかしCGがフル活用されているような懐古趣味的な印象を持ちます。しっくりと癒し系の音楽であり,最近テレビやニュース番組などでBGMとして聞くことが増えてきた気もする。やっぱ,聴く人は聴いているのでしょうね。玄人好みする音楽でしょうが,自然に心に届くようなリラックスできる音楽は磨きがかかったようです。気がつくと,何もしないままギターに身をゆだねて時間が過ぎてしまっているという感じがすることでしょう。 これも「買い!」の一品です。

ふとしたきっかけで知ってしまった”噂のアコースティックギターデュオ”(CDから引用の台詞(^o^))JOY RIDEというファーストアルバムと,もう一枚ミニアルバム(1.5枚目らしいが)が出ているようです。 

・・・ここでご紹介していた,もう一枚のミニアルバム1.5枚目を購入しました。いやぁ気持ちイイですね。1999.11発売のアルバムですが,未来永劫語り継がれる珠玉作品と言い得ます。このCDでは,カヴァー曲として,聞き覚えのある曲が彼らなりの解釈にて,そして彼らなりのオリジナリティある編曲にて演奏されてます。例えば,〜なつがくーればおもいだす〜をどのように演奏してるか。聴きたいでしょ?イイですよ。さて,ところで,このCDの裏面にこのような注意事項が書かれています。「Bネットワーク等を通じてこのCDに収録された音を送信できる状態にする事を禁じます。」とありますが,時代の最先端を言ってますね。MP3についてはワタシも勉強中です。著作権について慎重に考えておく必要がありますね。さて,曲数も少ないため,2000円のお買い得価格です。山弦入門用にいいんじゃないスか? 

今回はそのJOY RIDEのインプレッションですが,かっちょエエ!アナログ的なグループ名に,昔風のジャケットで?何者っと思わせちゃいます。それに,ヤマゲンと聴くと,鹿児島人はうなぎ屋かと思っちゃいますが,もちろん違います。そんな精力出そうな濃い味ではなく,しっかりしたギターテクニックに裏打ちされ,メロディラインもゴンチチとは一味違い,実験的な音楽というわけでなく,人のいい(と思われる)柔らかさが滲み出る曲ばかりです。(って抽象的な表現ばかり・・)ま,聴いて失敗と思う人の存在は,100分の3ぐらいの確率でしょう。α波の入っているCDです。


  
  
安藤まさひろ&みくりや裕二

 安藤さんはおなじみT−SQUAREのリーダーギタリスト。相方のみくりやさんは安藤さんのお友達。2台のギターで爽やかなWATER COLORSというアルバムが出てます。 
二人の存在を知ったのは,スカイパーフェクTVの中の炭火ジャズという番組でスタジオライブをやってたから。これがかっちょいいんだ。SQUAREの曲をデュオに編曲したりして,耳障りもよく気持ちいい音楽が出来てます。お勧めは,一曲目のカピオラニです。昔の曲ながら,今はやりの癒し系の音楽にどんぴしゃはまってますね。これ結構今なら売れると思うんですけど,時代を先取りしすぎたのか,それとも単に私が知らなかっただけなのか。97年の発売アルバムです。 
ちょっと落ちついたら,こんな感じで相方探してクラシック+ジャズ+フュージョンのコラボレートギター音楽を追及してみたいとこです。誰かやりましょうよ!連絡待ってます。

 


  
  
木村大

Strum the Guitar!  

 アランフェスが出ました。お買い得価格2100円也。枚数売って稼ごうということだろうか?アランフェスのみの収録である。スピードの追求がテーマになってほしくはないが,速さは若手の中で最速であろう。ワタシの鹿児島大学クラシックギタークラブの情報のページの中に,初来鹿の模様のコンサートレポートを記載してあります。

 期待の全世界的新人現る!と書いたほうがいいでしょう。フツーの若手ギタリストと思って聴いたら間違いなくぶっとびます。新譜THE CADENZA17は,ヨークが彼のために書いた曲ムーンタンはもちろんのこと,全ての曲がフツーのギタリストとは数光年離れている感じがします。 
かつての山下のデビューと比較してしまいますが,まだ高校生ながらこの出来映えは超人ですね。そのうち,山下の大聖堂と木村の大聖堂の時間比べなどやってみようかしら。単純過ぎるかな? 
顔はあっさりした昔で言う醤油顔(^_^;)で,フツーの高校生なんですが,フツーではない人です。まだデビューしたてながら,私の中では日本を代表する世界遺産とも言える(言い過ぎか(^o^))本格派3人のギタリスト(福田・山下・木村)となっております。ま,今後に注目間違い無しです!! 

 私設?ファンクラブサイトの方からメールをいただきました。木村情報を充実させてゆくとのことで,ファン同志のBBSも設置されてます。最新ニュースはここから得られたら良いでしょう。(上のリンクから)最近,サーチエンジンからワタシのHPを「木村大」で検索してこられる方が増えているようです。(アナライザによると。)

2002.5.25


  
  
角兄妹

 私の師匠の師匠であられる、角兄妹の二重奏の曲集がでました。その名も,「FIRST IMPRESSION」です。兄:圭司,妹:昌子の兄妹デュオ(もちろん別々にも演奏活動をされてますが,)です。内容はご本人も書かれておりますが,バラエティに富んでいるものの,弾きたい曲を弾いているため完成度の高い仕上がりです。過去,山下兄妹の2重奏が全世界に衝撃を与えましたが,今は休業中?であり,現在活躍中の2重奏としては唯一に近く、おまけに73分もの長時間録音のお得な感じです。 
過去の現代ギター誌に添付楽譜として、佐藤弘和(東京ギターカルテットで演奏活動だけでなく,作曲活動まで大活躍中)の曲がありましたが、その曲が弾かれていますので、楽譜を見ながら聴くのも楽しいです。 
最後に入っているジョンゴ(ベリナティ)は,かっちょいいですよーーーん。すんごい難曲なんですけどね・・・弾いてみたいなぁ。 
CDは現代ギター社からの発売となっております。これからも若手注目アーティストのCD出してくださいね。


  
  
山下和仁
 
 ついにというか,意表を突いてというか,ビートルズをギター一本で弾いた2枚組アルバムが出ました。これはすんげーです。セルシェルやバルエコ・武満・ブローウェルのビートルズで(ほんわかと)過ごしてきた私に、黒船来襲の勢いがありました。 
天災、いや間違い、天才の山下しか弾けない編曲ですね。ギターは小さなオーケストラだとベートーベンは言いましたが、ギターはドラム・エレキギター・エレキベース・キーボードの小さなバンドですね。楽譜も(弾けるわきゃないが)見てみたいですね。録音が鹿児島が世界に誇るみやまコンセールというのも、買いですね。 
クラシックギター関係者に対しては,「ちょっと違うなぁ」との批評も覚悟しての発売だったのかなぁ。でも,そんなことは言いたい人に言わせとけばいいのでありんす。かつてヴィラ=ロボスの曲が,一種の現代曲として捉えられていた時代もありました。ということは,10年もするとビートルズが定番の曲になる時代も来たりして・・・。でも,シェエラザードや展覧会の絵,新世界はまだ世界の定番にはなってませんね(^_^;)

 
 
  
LARRY CORYELL/EMILY REMLER 

TOGETHERというアルバムを持ってんですが,こりゃーまたいいですね。ラリーコリエルと言うおっちゃんと言えば,クラシックギター界の超人山下和仁との,ビヴァルディ四季でのギター2重奏の競演が思い出される。その昔,亡き王女のためのパヴァーヌをギターソロ演奏した頃から,ジャズ&クラシックに傾倒して行ったんでしょう?このTOGETHERというアルバムは,ジャズギターの文字通り,TOGETHERの演奏なのだが,スリリングでかつワイルド,悪くいやぁ計算されたアバウトな演奏が楽しめる。EMILY REMLERは若くして夭折しちゃったんだと・・・すんごい上手い人だけに,残念。合掌。

 


 
 
JIMSAKU 

今更ながら,JIMSAKUを聞き始めてしまった。CASIOPEAを分離分割した,ドラムス神保君とベース櫻井君の新ユニットがこのJIMSAKUである。リズムセクションの独立ゆえ,そのリズム・ビートは半端モノではない。知ってはいたものの,聞き始めるきっかけを失っていた。そのきっかけになったのは二つ。一つは,櫻井君の数年振りのソロアルバムをCD屋で見かけて,衝動的に購入してしまったから。こりゃー気持ち良かった。特に1曲目。もう一つは,SKYPerfecTV見てたら,MINT CLUB BANDという番組で,久しぶりに偶然に再開してしまったから。いやー良いものはいいですなあぁ。

 


 
 
NOBODY  

 nobody 

2人組みの日本人。ロックのリズムを、基本はギターでかき鳴らすといった、スピリットを感じる曲。キャッチーなメロディと、秘めたる実力は、多くの人に楽曲を提供しているところからも理解できる。車の中で運転しながら聴くと、ついついアメリカの広大な、周りは真っ赤な岩の砂漠の中の直線道路を連想させ、スピードを出しすぎてしまう。 


 
 
PACO・DE・LUCIA  

 Paco de Lucia Photo Biography    偏執狂的パコ・マニアのページ 
 

スペインフラメンコ界の異端児といわれてもいたが、なんの、今ではフラメンコ界の第一人者。というのも、新しい手法で、新しいフラメンコギターを提唱したがゆえに、伝統を重んじる人からは、良く言われていなかった。新たな分野にも挑戦し続け、ファリャの作品をフラメンコ風にアレンジした作品集「炎」は、スペインならではの物を感じさせる。その正確な早弾きと、オリジナルな作風とで世界中にファンがいる。数年前発表した、アランフェスのソロギタリストとしての編曲は、大きな前評判を呼んだが、通常のギタリストと変わらない演奏で、フラメンコ風の全く異色のアレンジを期待していた私達をがっかりさせてくれたこともあった。。 


  
  
I.ARBENIZ  

 I.Albeniz     Casa de la musica 

アルベニスは、スペイン国民学派の代表的作曲家。スペイン組曲などオーケストラ・ピアノのために情緒あふれる曲を書いている。そのどれもが、スペインの広大な乾いた大地を思わせる。ピアノ曲の多くは、ギター用に編曲されているが、アルベニス自身がその曲を聞いて、「私の求めている曲はこれだ」と言わしめたと言う。やはり、スペインに生まれ育ったゆえ、ギター的な作曲手法に知らず知らずのうちに、近づいていったのかもしれない。グラナダと言う曲に関して、友人に当てた手紙に、「僕は狂おしいほどのセレナーデを書いた。。。」と綴られており、叙情的で必聴だ。


  
  
 ジュリアン・ブリーム  

The Classical Guitar Home Page in Japan      Juilan Bream 

イギリスのクラシックギタリスト。バロックからリュート、スペイン物と何でもOKのこの人ですが、私はスペイン物、特にグラナドス・アルベニスは他にはまね出来ない素晴らしさを持ってると思います。ギターラと言うビデオが出ており、その中のセビーリャという曲は最高の演奏を聞かせてくれる。(ただし、タイの処理に問題があると昔から指摘されていました。)


  
  
 村治佳織 

公式ホームーページ    K-Village Salon   The Classical Guitar Home Page in Japan 

 DVD Costa Rica購入しました。コスタリカの美しい風景に,村治本人のナレーション(日本語とスペイン語と),もちろんギターの演奏も。CSの番組用に録画されたものが,今回DVDとしてリリースされました。ビューティフルなものです。

 最新アルバム「レスプランドール」が出ました。ロドリーゴへの熱き思いとのコピーに,熱さを感じます。既にアランフェスは,下記のごとく録音済みなので,やはりある貴紳のための幻想曲がメインです。しかし,その他の曲も聞き逃せない。よほどの思い入れのようで,通常録音される機会の少ない曲が多い。高原を下りながら や ギター賛歌など味わいのあるものである。2002.5.25

次のアルバムは?と期待させてくれておき,出たのはアランフェス協奏曲。これはユニークな選曲でしょう。推察するに,ロドリーゴとの出会いによるインスピレーションや,前回のロドリーゴアルバムからの発展形としての師匠F氏からの進言,およびVictorの戦略によるものと考えるのは,考え過ぎではないでしょう。ジャケットも真っ赤なひまわり畑の写真と,CD印刷面そのものも真っ赤なひまわりで,スペインでありながら,情熱的であり,女性ながらも燃えあがる鮮烈な印象を与え,思わず手にとって見てしまう「凛とした美しさ。」(←これはコピーからのパクリですね。)CDにはオフィシャルホームページのアドレスが書いてあるし,先進的!!(キーワードaranjuez)CDジャケット裏面の写真も,強さ溢れる横顔です。これなんか,木村大のカデンツァのアルバムに刺激を受けたんじゃないかとうがった考えまでしちゃいます。 
 さて,録音なんですが,日本人のアランフェスアルバムは久しぶりだったのではなかったかな?安定した演奏,新日本フィルも心配なく聴けました。しかし,自分が久しぶりだったせいか?録音レベル(音量の意味で)が1,2楽章など低い気がしますが,協奏曲ってこんなもんかな。これも2000.3の発売を一月経ってからやーっと購入しましたが,買いですね。(もう既に売れているが・・) 

日本クラシックギター界のアイドル的美少女。しかし、その演奏は素晴らしい。地味なギター界の救世主。現在はフランスで勉強中。日本でのコンサートの予定もあるらしい。←現在コンサート中ですね。 
ワタシの鹿児島大学クラシックギタークラブの情報のページの中に,初来鹿の模様のコンサートレポートを記載してあります。はちすずめ(野菜ジュースCF)は生では聴けませんでしたが,迫力ある演奏は,この若さにしてマエストロの風格をそなえているといっても過言ではないでしょう!!今後,要チェックです。


  
  
 伊太地山伝兵衛  
 

とある事情で存じ上げております。ライブを中心に、日本全国を駆け回っておられます。自主制作版のテープ・CDの時代を超えて、ようやくメジャーデビューしました。(何をもってメジャーと言うか難しいところですが、、)年代ものの酒が、心の底まで染み透る、そんなブルース。横浜と煙草の煙の似合う人。ギターのつねさんも好きだったのですが、やめられたそうです。残念。 
ミュージシャンとしては,道を極める努力を怠らない,プロです。メジャーデビューのCDでは,それまでの伊太地山伝兵衛商会の看板を下ろし,DEN−BAYと,横浜の港を感じさせる名前&歌詞に変っております。昔のテープとの比較も面白いかも?


  
  
 UWE KROPINSKI  
 
 『WONDERFUL GUITAR MUSIC』  

はっきりいって、誰だかよく分かんない。スペイン旅行の際、買ってきた。CDにはmade in Germanyと書いてある。このCDは,「Guita!Guitar!」というアルバムです。でも!!!ギターは!!!凄すぎる!!!ジャケット写真がギターとお面をかぶった本人?らしく、何かひかれて衝動的に買ってきました。しかし、音楽はけっこう当たりで、気持ちいいギターの響きでした。誰か、詳しいことをご存知の方、いらっしゃいましたら、教えてください。 

その後,ちょっとだけ分かってきました。ネット上で情報交換をし,CDの相互レンタルを重ね,ギターテクニック・リズムの変態的ワザに少し光が当たってきたかな?ま,たぶん,ホンの10%ぐらいしか分かってはいないのでしょうが,誰の真似というわけでなく,オリジナルの,いうならば放射線を浴びた突然変異的な(なんちゅうたとえだ!本人見たらオコるで。)音楽を届けてくれます。国内版はGREというメーカーのシャムロックというレーベルから,デヴィッド・フリーゼンのアポンザスィングというアルバムに参加していただけのようでしたが,既に廃盤となっております。輸入版のコーナーを隅々まで探し,発掘する以外,現在の日本国内で手に入れるのは難しいような雰囲気です。更に情報募集中!


  
  
 E.GRANADOS  

 Granados     Casa de la musica 

スペインの作曲家であって、彼自身の演奏ではない。作品はピアノが中心ではあるが、ギターに編曲されているものが多く、また、オーケストラ作品もあり、美しいものが多い。アルベニスと並ぶ国民楽派の一人である。私の好きな曲に、詩的ワルツ集というピアノ作品があるが、これは彼の若き時代に、愛する妻に捧げられたもので、深い煌きが垣間見える。演奏者として、アリシア・デ・ラローチャが高名である。彼女はスペイン物のピアノ弾きとして他の追随を許さない。


  
  
 カリオカ  

 
佐藤正美(現在クラシックギターで活躍中)の属していたバンド。中心は、ボサノバなど軽く気持ちよい。ブラジルを意識した曲調で、おしゃれなレストランなど、時としてBGMに使われていることある。しかし、どうしてもムード音楽としてしか認識されていないようで、そういえばどこかで聞いたことがある。といった感じになってしまうだろうか?ムード音楽でかたづけて欲しくはないなーー


  
  
  アコースティック・アルケミー 

  GRP 

このグループは、文字どおりアコースティックギターを中心とした心地よい音楽を届けてくれる。イギリス版ゴンチチか??アルケミーとは、錬金術の意。


  
  
アンドリュ−・ヨーク  
 
 DVDが出てるのに気づき,買っちゃいました。HMVのネット通販だったかな?到着遅かったけど。MelBayPresentsと書かれた,contemporary classic guitar ARTIST SERIESらしいです。国内版ではなく,向こうのDVDね。日本語は一切ありません。40分の19$95¢と書いてあるが,日本円購入価格は,忘れました。ライナーや解説ブックも一切無く,ケースに入るはDVD一枚のみの男らしい売り方です。内容はというと自作の曲をちょっと解説入れながら,(もちろん字幕なしの英語ね)演奏をするという,風景など一切無いスタジオ録画のものです。やっぱ自分の曲を自分で引くってとこは,作曲家であり演奏家でもあるという,譜面の外の部分まで自然に引き出される楽曲本来の意味合いって物が聞こえてくる気がします。

クラシック・エレキの両方のギターを使って、これまた気持ちよい音楽を届けてくれる。自分の作曲作品と編曲作品を中心にオリジナルCDを2枚出している。その外に、ギター作品集「響」の中に曲を1曲だけ提供している。現在、ロスアンゼルスギターカルテット(LAGQ)で、クラシック中心に活動中。


  
  
 カシオペア 

CASIOPEA Homepage 

 結成20周年の集大成として,カシオペア20thという,2枚組のCDが発売されてます。(2000.2.23 3990円の税抜きあと一歩価格)しかーし,もう20年になるんですね。驚きです。驚愕です。人で言やぁ成人式。会社で言やぁヒラ社員が課長・部長になる年齢。メディアで言えば,LPがテープ,CD,MD,mp3への変遷。パソコンで言えば,8001が自作DOSV機になっちゃう時代。学校で言やぁ教諭はまだ教諭かな?校長になるにはあと10年かかるでしょうか?さて,余談はこれくらいにして,これは,1999.10.2日比谷野音で行なわれたメモリアルライブのライブ音源からです。メンバーも現メンバーはもちろん,サポート,ゲストと旧メンバー神保櫻井はもちろん熊谷小池とふるーーーーーーーいメンバーが勢ぞろいした,ジャパンフュージョン音楽を語るに欠かせないアルバムに仕上がってます。79年のSPACE ROADも入ってますよん。ファンならもちろん買ってるはず。ファンでなくても買うべきですね。 

 桜井・神保のいたころの、昔のメンバー時代が最も好きですが、新生カシオペアもパワーを感じさせます。「ASAYAKE」など有名。YAMAHAのコンテストで入賞してデビューとなるが、その当時から国内外に評判の高かったグループだ。現ベーシストのなるちょはそのコンテストで審査員をしていた。不思議な縁だ。よくBGMでかかるが、音楽だけ流れるので聴いたことはあるけど、誰の曲かは知らないということのおおいグループだ。クレジットをちゃんと入れて欲しいぜ!!


  
  
  
福田進一  

The Classical Guitar Home Page in Japan 

現在の日本クラシックギター界の最高峰と思います。山下和仁も独自の世界を持っているが、福田進一のほうが好きだ。もちろん演奏も文句のつけようが無いが、ステージは弾くだけ・聞くだけでなく見せる技があります。コンサート会場で、アルバムに自筆サインを入れてもらった!!私の宝物だ。関西系のお笑いセンスを持っている人だ。バッハのアルバムを出す出すといいながら、もう数年待たしてくれている。まだかなーーー。 
  
・・・ついに出ましたシャコンヌ〜福田進一プレイズバッハ2000.4.21発売です。ま,CD屋の推薦版のコーナーに置かれるのはもちろん,ランクで言うなら,AAAか,☆☆☆☆☆でしょうね。待たせていただいただけあって,音は深いです。曲は,シャコンヌ(ヴァイオリンパルティータ2番),ヴァイオリンパルティータ3番全曲,チェロ組曲5番全曲の全15曲です。欲を言えば,他のパルティータ,他のチェロ組曲も聴きたいですね。しかし,待たしていただいただけあって,その完成度は”超”高いです。コピーの「ギターを超えた!新しいバッハ体験を約束する,無限の音宇宙」は,いささか言い過ぎか?との気もしないでも無いですが,今後のバッハアルバムの教科書的存在になるのは間違い無いでしょう。必聴の作品です。ジャケットの漆黒の闇に浮かぶ,手を開いた演奏後?の福田氏もかっちょいいですよ。買い!


  
  
  
GONTITI  

GONTITI   Welcome to Gontiti Fan's HP   ゴンチチメーリングリストへのお誘い 

 最新版「GUITARS」を聴きました。やっぱいいです。うん。ゴンチチはいいよ。曲の解説は聴けばわかると,一蹴して,今回は曲名についてこだわってみましょう。 今回は16曲入りのお徳版です。しかし,その中には相変わらず,不思議な曲名だらけです。その意図するところはLIVEに行って聞かなきゃ分かんなかったり,ひょっとすると本人らも分からなくなっている可能性も否定できません。laughing voter waltz , small picnicker , cora , play on the slide , cloudy tower , エスカレーター , 回る男 , 夕海月 , 28 , KURO swing , unconscious forest , one note plant , holiday walk , Tin Ton Tan ,moderato summer , a piece of biscuit と16曲ですが,何なのでしょうねぇ???28という曲は中のジャケットを見ると,28台のギターを使って録音しているようです。ほかの曲は何でしょう。なぜ男は回るのでしょう?・・・と想像しながら聴いても面白い楽しみ方かもしれません。。。。

 新譜と言うか,今までのGONTITIのお仕事を集めたCD Works が発売になり,購入しました。(2000.4)懐かしい曲やTVCFでおなじみだった曲など,初心者の方にはお勧めのCDです。これでGONTITIの第一歩を踏み出しましょう。そしてあなたも,あなざーわーるどへと次元移動をしちゃいましょう。 
  
 ゴンチチは日本の気持ちよくなる音楽No.1でしょう。なんで気持ちよくなるかを改めて考えてみたが、2人自身が気持ちよく弾いているから、聴いてる我々も気持ちよくなるのだろうと、よく分からない結論になってしまった。ま、いいでしょ。2人のかけあい、音と音の間から溢れる暖かみ。私も今は遠く離れた友人と、ギターデュオをしたものだ。。メーリングリストがあります。参加してみましょう。


  
  
  
 ジョン・ウィリアムス  

Classical MIDI Archives     John Williams (Guitar) - Bio     John Williams - My Favorites 

ギター界のプリンス。イエペス亡き後、ギター界の世界最高の巨匠は、彼をおいて他にはいないでしょう。古典曲もスペイン曲も現代曲もなんでもOK!前回の来日の際、友人と大阪まで出かけて聴いたが、まず当たり前ながら、2時間のプログラムで1回のミスも無い。(世界最高だから当たり前か。)その上、音楽は非の打ち所が無く、言い方は悪いがCDと同じ物を披露してくれた。その演奏会は、ソニーのPAを使ったものとして、一部評判は良くなかったが、私には全く自然の音響で、何の問題も感じられなかった。


  
  
  
ジュリアン・ジョン 

Classical MIDI Archives 

ギター界世界最高峰の2重奏にまず間違いないでしょう。クラシックギター界を知らない人に説明するならば、簡単に言って、ビートルズとローリングストーンズの幻の共演みたいなものか?(例えが悪くてよけい分からん?)現在(というか過去20年近くの昔の話になるが)リリースされているアルバムは、世紀の2重奏T、U、LIVE(2枚組み)のみ。復活が望まれるが、諸般の事情で無理か?復刻版のCDでのみ楽しめる。ただし、CDではLP版のLIVEの中には入っていた、ジュリアン・ジョンの肉声がカットされているのが惜しまれる。


  
  
  
QUEEN  

 Far East Record [Queen] 

ふれでぃはみんなの人気者?!合掌。ソウルフルなハートのこもった歌声に、今でも感動します。日本語翻訳(直訳)楽曲で人気は再燃か?フラッシュゴードンのテーマなんか泣かせますよ。2枚組みのグレイテストヒッツが入門用に最適でしょう。それも、安い輸入版が出回ってるはずです。


  
  
  
ISAO TOMITA 

 冨田勲 月の光 

冨田勲は、日本シンセサイザー界の草分け的存在。ムーグと言うシンセで作られている。最近のデジタルなシンセでも同様の音は出せるが、初期のシンセではムーグと言うと神様のような風潮があったし、分厚い音作りができたらしい。しかし、このようなクラシックをシンセで、という発想には恐れ入る。このおかげで、日本の企画には乗らずに、確かあっちのVICTORからの、海外のみの発売だったはず。(逆輸入)

今後増えてゆく予定です。
ごらんの通りあまり一般受けするものはありません。